道具
最初から全部そろえる必要はありません。 無いと危ないものと無いと採れないものから始めて、 続けられそうなら足していくのが無駄がないです。
最初にそろえる3つ
| 道具 | 選び方 |
|---|---|
| 保護メガネ | 岩の破片は目の高さに飛びます。眼鏡の上から掛けられるタイプもあります。 いちばん安く、いちばん重要です |
| 岩石ハンマー | 頭が焼き入れされた岩石用。鉄工用・日曜大工用は使わない—— 頭がめくれて鋭い破片が飛びます。片側が平ら、反対が尖った型が使いやすい。 重さは 500〜800g 程度から |
| 手袋 | 割れた岩の縁は刃物と同じです。滑り止め付きの作業用で十分 |
次に足すもの
| 道具 | 用途 |
|---|---|
| タガネ(チゼル) | 層に沿わせて開く。ハンマーだけより化石が壊れにくい |
| ルーペ 10倍 | 粒の観察、微化石の確認。岩の判別にも使います |
| 新聞紙・緩衝材 | 包む。もろい標本ほど必要 |
| チャック付き袋 | 小さな標本と欠片を分けて入れる |
| 油性ペン・ラベル | その場で産地を書く。あとで書こうとすると混ざります |
| スケール(定規・コイン) | 写真に一緒に写す。大きさが分からない写真は使えません |
| フィールドノート | 層準・向き・気づいたこと。スマホの写真だけだと後で分からなくなります |
場所によって要るもの
- ヘルメット。崖の下・落石のある場所では必須です。
- 長靴・沢靴。河原は濡れます。滑る岩の上では底のパターンが効きます。
- 希塩酸(薄めたもの)。石灰岩の判別用。点眼容器に入れ、 保護メガネと一緒に。皮膚と目に危険なので、持ち歩き方に注意してください。
- 背負える鞄。石は重いです。手提げだと崖で両手が使えません。
持って行かないほうがよいもの
大型のツルハシ、電動工具、大量の掘削道具。露頭を大きく崩す道具は、 許可の要る行為になりやすく、崩落の危険もあります。 何より、あとから来る人のために露頭は残しておくものです。
具体的な製品の紹介は準備中です。実際に使って良かったものだけを 載せる予定で、まだ紹介できるほど試せていません。
ほかの解説
- 採ってよい場所かどうか — 権利・許可・採った化石は誰のものか
- 安全 — 崖・増水・熱中症・クマ
- 岩の見分け方 — 点数の高い岩が、現地でどう見えるか
- ノジュール(団塊)の見分け方 — 化石が入っている石のかたち
- 石の割り方と、割らない判断 — 見つけたあとの、いちばん失敗しやすいところ
- 記録の取り方 — その化石を価値あるものにするもの