みんなの化石マップ

地質図から化石が出そうな場所を探し、実際に出た場所を記録する

石の割り方と、割らない判断

せっかく化石の入った石を見つけても、割り方を誤ると中身ごと砕けます。 そして割らずに持ち帰ったほうがよい場合があります。ここを間違えると 取り返しがつかないので、先に判断のほうから書きます。

まず、割るかどうか

状況どうするか
表面に化石が見えていて、形が分かる 割らない。母岩ごと持ち帰り、家で少しずつ削る
ノジュールで、中身が分からない 現地で割ってよい。空振りなら置いて帰れる
もろい岩(珪藻土・凝灰岩・風化した泥岩) 割らない。乾くと崩れる。新聞紙で包んで持ち帰る
大きすぎて運べない 化石から十分離れた位置で小さくする。近くを叩かない
珍しそう・大きい・全身が入っていそう 手を出さない。写真と位置を記録して博物館に連絡

最後の行が重要です。学術的に価値のある標本は、 どの層のどの位置から出たかが分かって初めて意味を持ちます。 自分で掘り出してしまうと、その情報が永久に失われます。

層に沿わせる

堆積岩は層の面がいちばん弱く、化石もその面に沿って寝ています。 だからそこに沿わせて開くと、少ない力で、化石の顔が出る向きに割れます。

石を横から見たところ 縞=層の重なり。 化石は層の面に沿って寝ている ◯ 層と同じ向きに刃を当てる 層の面がいちばん弱いので、そこが開く。 化石の顔が出る向きに割れる × 層を断ち切る向きに叩く 層を横切る線で割れるので、 化石が真っ二つになる 割れたあと 上半分(型) 下半分(本体) 開いた面の両側に、化石の表と裏が 向かい合って出てくる。両方持ち帰る
堆積岩は層の面がいちばん弱く、化石もその面に沿って寝ている。だから層と同じ向きに開くと、化石の顔が出る向きに割れる。層を断ち切る向きに叩くと、化石ごと真っ二つになる。

手順

  1. 保護メガネをかける。破片は目の高さに飛びます。ここは省けません。
  2. 石を地面や大きな岩の上に安定させる。手で持って叩かない。
  3. 層の面(縞の向き)を見つけ、タガネの刃をその面に平行に当てる。
  4. いきなり強く叩かず、軽く何度も。位置を少しずつずらして、 線状に力を入れていきます。
  5. 「パキッ」と音の質が変わったら、そこから開きます。

ノジュールは層が無いので、いちばん薄い方向(扁平な面に垂直)に 線を引くように叩きます。中心に核があるので、真ん中を狙うと核ごと割れます。 少し外して当てるのが安全です。

やってはいけないこと

持ち帰るときの包み方

  1. 割れた面を合わせ、ずれないように新聞紙で包む(欠片も全部拾う)
  2. 包みの外側に産地・日付・層準を油性ペンで書く。 あとで思い出せると思っていても、3つ持ち帰った時点で混ざります
  3. もろいものは、他の石と一緒にしない。上に重い石を載せない

記録の残し方は記録の取り方にまとめてあります。

ほかの解説

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