安全
化石が出る場所は、崖・河原・沢筋などもともと危ない地形です。 事故の型は決まっているので、先に知っておけば避けられます。
崖と落石
- 崖の直下に長居しない。自分が叩いた振動で上から落ちてきます。 露頭を見上げて、浮いた岩・根が張り出した土がないか先に確認します。
- 雨のあと数日は近づかない。水を含んだ斜面は前触れなく崩れます。
- ヘルメットは崖の下では必須です。手のひら大の石でも致命傷になります。
- 登らない。上に良さそうな露頭が見えても、崩れやすい斜面を登る価値はありません。
川
- 上流の天気を見る。自分のいる場所が晴れていても、上流の雨で増水します。 ダムの放流もあります。
- 逃げ道を先に決める。中州に渡る前に、戻る経路と、水位が上がったときに 上がれる岸を確認しておきます。
- 濡れた岩は滑ります。特に藻の付いた岩。底のパターンがある靴を。
体
- 熱中症。河原は日陰がなく、岩からの照り返しがあります。 水は思っているより多く要ります。
- ハチ。夏から秋。黒い服・香りの強いものを避けます。 刺されたことがある人はとくに注意してください。
- マムシ。河原の石の隙間にいます。石をどけるときは手を差し込まない。
クマ
山あいの産地では現実的な危険です。近年は市街地に近い場所でも出ています。
- 出発前に自治体のクマ出没情報を確認する(多くの自治体がウェブで公開しています)
- 音を出しながら歩く(鈴・ラジオ)。ハンマーの音は断続的で、気づかれないことがあります
- 朝夕は活動が活発。見通しの悪い沢筋は避ける
- 食べ物とゴミは持ち帰る
出没情報のレイヤは準備中です。公開されているデータの形式が 自治体ごとにばらばらで、まとめて扱えるようにするのに時間がかかっています。
単独行動
電波の入らない場所が多いです。行き先と帰る時刻を誰かに伝えてから出てください。 崖で足を挫くだけでも、動けなくなれば命に関わります。
ほかの解説
- 採ってよい場所かどうか — 権利・許可・採った化石は誰のものか
- 道具 — 何から買えばよいか
- 岩の見分け方 — 点数の高い岩が、現地でどう見えるか
- ノジュール(団塊)の見分け方 — 化石が入っている石のかたち
- 石の割り方と、割らない判断 — 見つけたあとの、いちばん失敗しやすいところ
- 記録の取り方 — その化石を価値あるものにするもの